紅茶の3要素(味・色・香り)
午後のひと時、クッキーなどつまみながら、紅茶をすする。
仕事の疲れが吹っ飛んで、またまたやる気が起こります。
美味しい紅茶は、もはや私の生活には欠かせません。
さて、さてその紅茶を美味しいと感じるのはなぜでしょうか。
紅茶の美味しさを決定する要素として、味と色と香りの3つが挙げられます。
この3要素をそれぞれ詳しく考えてみましょう
紅茶の味
紅茶の美味しさを決める最も重要な要素は、もちろん味わいです。
ところが、その味が単純ではありません。
紅茶が本当においしく感じられるためには、渋みと苦みと甘みの3つの味がバランスよく整っていなければならないのです。
紅茶の渋み
紅茶の渋みは、茶葉に含まれているタンニンのせいです。
紅茶に限らず、緑茶のもこのタンニンが含まれますので、紅茶同様に渋みが味わいの一要素となっています。
このタンニンはまた、渋みだけではなく芳醇な香りを生み出す成分でもあります。
渋みが少ないと香りも少なくなるのです。
紅茶の苦み
人間は適度な苦みを楽しむものです。
紅茶の適度な苦みは、カフェインによってもたらされます。
カフェインはコーヒーの苦みの元でもあります。
カフェイン抜きの、つまり苦み抜きのコーヒーでは、コーヒーブレークも気が抜けたものになってしまいます。
紅茶のカフェインも、適度な苦みで渋みや甘みとバランスをとるから、紅茶が美味しく感じられるのです。
紅茶の甘み
甘み成分は、茶葉に含まれているテアニンによってもたらされます。
このテアニンは、アミノ酸の一種であり、甘みだけではなく旨味をもたらす成分でもあります。
渋みや苦みだけの飲料は、飲めたものではありません。
そこに甘みがあってこそ、美味しい飲み物と言えるのです。
しかも、渋みと苦みが甘みとバランスをとるのですから、単なる砂糖水と違って、紅茶が美味しく感じられるのです。
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